木村重成どのをみんなでわっしょいしてみた
同じような台詞を言わせて、周囲の反応とかそんなんを楽しもう的な、そんな感じのグダグダ話です。
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検証1 対 後藤又兵衛
検証2 対 毛利勝永
検証3 対 明石全登
検証4 対 真田信繁
◎検証1
対 後藤又兵衛
「重成は見事な武士よ、この先が楽しみだ。」
「ま、又兵衛どのにそのように褒めて頂けるとは…!ありがたいです!又兵衛どのを師と仰ぎ、これからも精進していきます。」
わしわしと頭を撫でる又兵衛に、重成ははにかんだ笑みを浮かべる。うんうんと何度も頷く又兵衛の頭の中では、次に彼に伝えるべく戦術が列をなしていた。伸びしろがたっぷりな若者は見ていて気持ちの良いものだし、教え甲斐もあるというものだ。
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うつくしき師弟関係。うちの又兵衛は五人衆の中で一番まともです。唯一の良心。
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◎検証2
対 毛利勝永
「長門どのは、まことの美男子ですね。」
「そ、そのようなことは…!」
勝永の視線から逃れるように、さっと顔を伏せた重成だが、その手を勝永に掬い上げられて、思わず彼へと視線を戻してしまった。手付きはあくまで柔らかく、浮かべている笑みも穏やかだ。そのまま、ずいと顔を近付けられたが、嫌悪感などは一切わかず、何故だか恥ずかしくなってしまった。長い睫毛がゆっくりと上下する。
「こら勝永、悪ふざけはやめろ。重成が固まってるだろうが。あと、後ろの女中たちの声も煩くてかなわん。あまり重成で遊ぶな。」
は〜い、と何とも可愛らしい声を上げて重成の手を離した勝永は、こちらを覗いていた女中たちの群れに意味深な笑みを送りながら、颯爽とその場を去って行ったのだった。
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私的勝永さんは色気がすごい人です。本人の自覚もあり。男色のだの字も知らない重成さんをからかってそうだな、と。あ、この二人のCPを推してるわけではないですから!ネタですよ、ネタ!
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◎検証3
対 明石全登(うちではてるずみ読みしてます)
「長門どのは、本当におきれいですね。」
「そうでしょうか?わたしなどより、秀頼の方が何倍も良い男ですよ。」
「その一本気なところが特にいいですね。」
ぎゅうと両手を握られ、流石の重成も身体をそらす。何かしら、異様な気迫を感じたが、細身の身体からは想像のつかない強い力で握り締められており、逃げ出すことも叶わない。
「是非とも、重成どのにゼウス様の良さを理解してもらいたいものだ!」
「おいこら、ここで布教するな。」
背後から声がかかる。又兵衛だ。又兵衛は全登の頭をはたきながら、掴まれている重成の手をほどいてくれた。
「あなたって、いつも私の布教活動に文句ばっかりつけてきますよね。」
「個人的にキリシタンに理解がないだけだ。あと、お前、魂胆があからさま過ぎだ。」
城内の、特に女中に人気のある重成をキリシタンにさえ出来れば、その後は芋づる式に広まるだろうことを見越しての布教活動であった。
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布教のことと秀家さまのことしか考えてない明石さん、です、うちのは。あ、口調はこれから調整しますんで。私(もしくは"わたし")表記の人が異様に多くなってしまう。
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◎検証4
対 真田信繁(佐どのは"すけどの"と読んで下さい)
「重成どのは、本当によい男振りですね。容姿に驕らず、己を磨くその姿勢も好ましいです。」
「佐どのこそ、いつも慎み深く穏やかで、けれど戦になるととてもお強くて、わたしの憧れです!」
「ふふ、ありがとうございます。重成どののような、きれいな人に褒めてもらえると嬉しさも ひとしお ですね。」
にこりと微笑む信繁に、いえいえそんな!と手を振る重成の頬は僅かに紅く染まっている。可愛いなあ、と信繁がいっそう笑みを濃くすれば、比例して重成の頬の紅がいっそう鮮やかになった。
「真田、」
「はい?何ですか、又兵衛どの?」
「それは素か?わざとか?無自覚か?」
「は?」
「重成どの!おれは重成どのを応援してますからね!」
「大学どの…。いや、あの、…結構ですから、」
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うちの信繁は外面だけはいい(…)
大学さんは、大谷さんちの息子です。この呼び方にするかどうは迷い中。『神将〜』読破記念のつもりなので、設定を拝借しました。重成どのにたすけられて以来、大学さんは重成さんをリスペクトしてたらいいよ。重成さんだったら、義兄上と仲良くしても良いでござる的な何かです。
別に重成×信繁を推してるわけではないです(…)
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