幸村が正式に藤次郎を召し抱え、その許可を求めて登城した帰りだった。人質という立場でありながら懇意にしている人間が多いらしく、豊臣夫婦に面会した後が藤次郎にとっての本番だった。何分、幸村は人に好かれやすい性質なので、突然にその幸村の横を陣取っている藤次郎に対しての視線の中身はそれぞれだった。
 それは多分に藤次郎の容姿が目を引くのも原因だろう。戦乱の世、目を盲いる者など五万といるが、それを隠すことなく堂々と眼帯という洒落っ気で彩っている藤次郎の不遜な態度や、片目を覆っていても尚際立つ端正な顔。形の整った唇は時折挑発するようににやりと持ち上げられるが、それも嫌味ったらしくなく、むしろ気品すら溢れている。すらりと伸びた手足と、着物の上からも鍛え抜かれていると分かる均整の取れた体躯、一々の動作がどこか芝居かかって見えるが、それすら堂に入ったもので、端的に言ってしまえば誰がどう見ても男前なのだ。その男前が、タイプは違えど女官と一部の男どもの人気を集める程の男前・真田幸村の隣りに並んでいれば、それは目立つ。さらに言えば、いかにも幸村と親しげであり、幸村の肩に腕を乗せて持たれかかって談笑している姿は、なにやら雰囲気があるのだ。幸村もそれを振り払うでもなく、じゃれる藤次郎に合わせている。耳元に唇を寄せて内緒話でもしている姿は、同年代の男子同士が持つ気安さがあり、幸村の歳若さを今更ながら思い出す者もいる程だった。



ミッション1.石田三成と接触せよ!
ミッション2.直江兼続と接触せよ!
ミッション3.伊達政宗との接触を回避せよ!
ミッション4.福島正則・加藤清正に藤次郎の実力を認めさせよ!
(撃破効果:くのいちが援軍として加わります)
ミッション5.伊達政宗にばれぬように、雑賀孫市と接触せよ!
ミッション6.二人力を合わせて、前田慶次を撃破せよ!
ミッション7.立花宗茂の追撃を振り切れ!





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11/08/15