夏も冬も変わらず、清正宅のアルコール類の消費は激しい。いくら買い置きしておいても、入れ替わり立ち代わりやってくる訪問者たちが片っ端から飲み干していくからだ。いつの間にやら数の減ってしまった買い置きの発泡酒を補充する為、ついでに夕飯の買出しにスーパーにやってきたのだが、何をどう勘違いされたのか、今の季節にぴったりの花火セットをもらってしまった。お子さんとやってくださいね、とレジのお姉さんに手渡されたのだから、きっとそういう誤解があったのだろう。訂正するのも面倒だったし、花火一つで喜ぶ面々の顔が容易に想像できて、清正はその花火セットを無造作にエコバックの中に突っ込んだ。清正に不釣合いな薄桃色をしているのは、ねねからのお下がりだからだ。
『うちの駐車場で花火でもやらないか』と適当な友人たちにメールを送れば、すぐさま返信があった。仕事には就いているが、自分の時間を持て余しているやつらばかりなのだ。自分のことは棚に上げて、暇なやつらだと思いながらも、返ってきたメールにぽつぽつと返事を返す。正則から『甲斐も一緒でいい?』と気持ちの悪いハート付きが送られ、思わず眉を顰めた。『勝手にしろ馬鹿、あとの段取りはお前に任せた』と、いつもの乱暴な文面を送って、清正は携帯電話をベッドに放り投げた。どうやら二人の仲は良好らしい。そのまま自分もベッドに飛び込んで、ぐるりと部屋を見渡した。この間の夏祭りから増えた部屋の住人は、悠々と水槽の中を泳いでいる。最初はエアーポンプやろ過器の音が気になって眠れなかったこともあったが、慣れてしまえば特に気にする程でもなくなった。夏祭りの日、ふらり一人で消えておきながら、合流した時には金魚を持っていた清正に仲間たちも色々と邪推したようだが、彼らがセッティングしてくれた水槽のおかげで、今でも金魚は元気だ。その手の知識が全くない清正にとって、このぶくぶく言う機械の重要性はわからないものの、こういうことに真剣に手を貸してくれる仲間たちは貴重だと思う。屋台の金魚などすぐに死んでしまうと思っていた清正だったが、詳しい者が言うには十年生きることも決して珍しくないらしい。
ぼんやりと金魚の泳ぐ軌道を眺めていると、あの時の幸村の言葉が脳裏を過ぎった。
(『わたしだと思って、大事に育ててください』って、どういう意味だよ)
くそっ、と行儀悪く悪態をついたものの、それが照れ隠しであることは自分がよく分かっている。さなだゆきむら、というのか。俺より年下か。次に店に行った時、いつもより親しげに話しかけることができるだろうか。そんなことばかり考えている。
線香花火またたいて
結局、集まったのは正則を合わせて六人だった。同級生もいれば、後輩もいる。決して見本になる大人たちの姿ではないが、こうして学生時代と変わらずに歳も関係なく遊び倒すのは嫌いではない。ただ、男環境に放り込まれる甲斐を少しだけ心配したのだが、全くの杞憂に終わった。流石、男以上に男らしい女、と正則に言わせただけのことはあり、ものの五分で後輩から兄さん呼ばわりされていた。決して"姐さん"ではないところが、彼女らしいところだ。彼らの夫婦像が全く分からない。
派手な花火も粗方終わり、線香花火などの控えめなものが残った。飽きっぽい正則は既に酒を呑み始めており、皆がそれに倣っている。線香花火をちまちまと消費するのは清正だけのようだ。一本の玉が落ちたら、次の一本に火をつける。その繰り返しだ。すぐに落とさないように丁寧な手付きで、ひたすら花火の先を見つめている。ああ、むなしい。はあ、と思わず出てしまったため息のせいで、また一つぽたりと火の玉が落ちた。無くなってしまった先っぽを水の入ったバケツに放り込んで、次の一つに火を灯した。
(清正センパイどうしたんスか?)
(なーんか最近、あんな調子なんだよなあ。ほら、夏祭りン時も、一人行動だったろ?)
(女っスか!)
(つか、清正の野郎、いっつもカノジョ出来ても教えてくんねぇし。別れたって又聞きして、ようやく付き合ってたの分かるぐらいだし)
(秘密主義なんスよねー)
(ていうか、どっちかっていうと、片想いって感じじゃない?恋わずらい系じゃない?)
(マジっスか!清正センパイにあんな桃色吐息吐かせるなんて、よっぽどイイ女なんスね!)
(アンタ、その用法間違ってるわよ、多分。にしても、イケメンはため息ついただけで絵になるわねぇ)
(正則センパーイ、兄さん浮気してますよー)
(いーんだよ、そいつは。どうせいっつも惨敗してるんだから)
(ちょ、何よその言い方!)
以上、こそこそと清正の様子を伺う面々の、筒抜けの会話である。その輪の中にちゃっかり甲斐も入っている辺り、順応性の高さを褒めるべきか否か。ちなみに、会話から派生した言い合いは、既にどつき漫才、いや、痴話喧嘩?に発展している。周りが囃し立てるせいで余計に盛り上がってしまったようだ。もう一度、はあ、と大きくため息をついて、最後の一本に手を伸ばした。その行く末を見守っていると、喧嘩ップルに付き合いきれなくなったのか、同級生の一人が横にしゃがみ込んだ。清正が言うのもなんだが、こいつらはそろいもそろって、どうしてヤンキーくさいのだろうか。
「なんだ?本当に恋わずらいなのか?」
「うるさい。放っておいてくれ」
「どんな女なんだ?」
女じゃない、とは、流石にカミングアウト出来ず、清正は口をつぐむ。
「他の子紹介してやるからさ、ほら、どんな女なんだよ」
じろりと同級生を一瞥する。名を黒田長政というが、付き合いが長い分、清正の目に怯む様子すらない。せいぜい、こわいこわいと怯える振りをしてからかう程度だ。構っていられるか、と清正は線香花火の先っぽに視線を戻す。じわじわと大きくなった赤い玉は、今にも落ちてしまいそうだった。時々じりじりと小さく火花を散らすが、それもじっと見つめていなければ気付かない程のものだ。幸村に似ている、と思った。控えめで大人しくて、じっと見守っていたくなる。分かれ際で爆弾発言はするし、彼が去ってしまった後には寂しさが残る。小さな光源だと思っていたのに、なくなってしまった途端、それが多くを照らしていたことに気付くのだ。
「……線香花火に、似てる」
正則だったら、なんだそれ意味わかんねぇ!と言われるのがオチだが、この男にはある程度の空気を読む才能があった。きっと意味が分からなかっただろうに、清正の言葉を否定はせず、そうか、と短く相槌を打って、そっとその場から立ち去った。
(清正なんだってー?)
(どんな子ーって訊いたら、線香花火に似てるって言われた)
(なんだそれ、意味わかんねぇー)
(アンタってホント情緒ないわねぇ。あたしは分かるわよ。言うなれば、大和撫子ってカンジの典型的な美人なんじゃない?ほら、よく言うじゃない、立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は、……なんだっけ?)
(お前には程遠い言葉ってのは分かるわー)
(ひっどいわねぇ。ねぇ、アンタもそう思うでしょ?そりゃ、大和撫子とはいかなくてもさ、そこそこにイケてない?あたし)
(兄さんはサイコーに男前っス)
(あっそう)
(ていうか、そんな子、今の日本にいないっしょ)
(そんなことないわよー。アタシ、一人心当たりあるもの。確かに、あの人だったら線香花火みたいって言われても納得だわ)
(じゃあセンパイに紹介してくださいよー)
(ムリムリ、だってその人、男の人だもの)
(あー、そりゃあムリっスねぇ)
いつの間にやら和解している福島夫婦と、その子分たちの会話である。いい加減、筒抜けだ馬鹿共が!と怒鳴ってやってもよかったが、そういう気分にはなれなかった。
その時、後ろポケットに突っ込んでいた携帯電話が振動した。唐突のことに驚いて、手許を揺らしてしまった。ぽたりと落ちる花火。あ、と思わず飛び出た声は、自分でもびっくりする程の寂寥が滲んでいた。それもこれも、幸村と線香花火を重ねたりするせいだ。くそっ、と内心舌打ちをしながら、ポケットの携帯電話を開く。メールの着信があったようだ。三成からである。こんな時に何の用だあの馬鹿は、と全く見当違いの怒りを向けて無題の本文を見れば、短く『今から行く』の五文字。『来るな馬鹿』と返信しようとボタンを押したが、それよりも先に車が止まった。暗くて分からないが、形からして三成の車のようだ。正則が座っていたすぐ近くに停車したようで、正則が文句を叫んでいたが、運転席から優雅に降り立った三成には聞こえていないようだった。三成は正則たちを一瞥しただけで、一直線に清正の元にやってくるなり、こう高らかにのたまった。
「喜べ清正。お前のちんけな自炊生活が少しでも華やかになるように、いいものを持ってきてやったぞ」
清正の機嫌は最高に悪い。三成の上から目線の言葉を受け流すことも出来ず、ああ?とそれこそヤンキー顔負けの唸り声を発した。三成と清正が火花を飛ばしている横で、いかにも申し訳なさそうに助手席から降りる影があった。
「幸村さん!」
そう声を上げたのは甲斐だった。女の甲高い声と地声の大きさが相乗効果をもたらして、その場に居合わせる全員に届く大音声となった。呼ばれた本人も、まさか甲斐がいるとは思っていなかったのか、驚いた様子でお久しぶりです、と頭を下げている。
「何でお前と幸村が一緒に来るんだよ」
「幸村は大学の後輩だ」
「……待て、年数が合わねぇぞ」
三成は院に進むことなく、そのまま卒業して就職した。幸村が順当に合格していたら18で入学したであろう頃には、既に卒業していたはずだ。
「卒業しても、サークルには顔を出していた。というか、卒業後は講師のようなことをさせられていたからな。その縁だ」
ちなみに三成の所属していたサークルは茶道なのだが、そこまで清正は知らない。
一方、場に似つかわしくない、いかにも育ちの良さげな青年(しかも正統派イケメン)の登場に、正則たちが幸村の周りを取り囲んだ。一番テンションが上がっているのは甲斐なのだが、正則は慣れているのかちっとも気にした様子はなかった。
「えー、兄さんとこのイケメンさんってどういう関係なんスかあ」
「兄さんって言わないでってば!ええっと、幸村さんとは高校の同級生なの」
「はい。先日は折角の結婚式に参加できず、本当に申し訳ありません」
誰がどう見ても完璧なお辞儀に、周りが慌てる。こういった丁寧な対応に慣れていないせいだ。
「いいんですよ!あの子から理由も聞きましたし!風邪、大丈夫でしたか?」
「はい。昔から丈夫だけがとりえなのですが、お恥ずかしいです」
今にももう一度頭を下げそうな勢いの幸村だが、会話に割って入るになんら躊躇わない人物のお陰で、それも何とか回避された。三成の不遜さは、こういった時に役立つようだ。
「幸村、馬鹿を連れてきたから、さっさと渡して俺たちは帰るぞ」
「え、あ、はい。ええっと、唐突ですけど、これわたしが作った煮物です。少し作りすぎてしまって。よければ食べてください。味は、食べられないものではないと思います」
「それでは謙遜が過ぎるぞ。清正、味は俺が保証しよう。絶対にうまい、誰が食ってもうまい。だから残すなよ、残したらお仕置きだぞ」
唐突だ。物凄く唐突だ。どう返答していいかわらず、あーだとかうーだとか唸っていると、幸村がさっと身を引いた。いや、そうじゃない、そうじゃないんだ!
「やっぱり迷惑ですよね。急に言われて驚かれるのは当然ですし。三成先輩はああ仰っていますが、わたしからも言っておきますから」
「いや!別に迷惑だとかないし、むしろ嬉しいっていうか」
そこから先が言葉が続かない。幸村は、はぁ、と短い相槌を打ったが、どう見てもその先を促しているようだった。
「一人暮らしだから煮物とかはやっぱ嬉しいし、幸村が作ったやつなら尚更っていうか、あー、今のなし、ノーカン」
一人あたふたと手を振っていれば、背後でこそこそと何やら囁き合う気配を感じた。こういう時だけ声を潜めるなよ!と言ってやりたかったが、生憎、幸村からの視線が気になって何も言えない。いや、言い繕わなければいけないのは分かってはいるが、どうにも今の清正の脳みそは冷静ではないようなのだ。
この動揺を勝手に察した仲間たちは、日頃のコンビネーションの良さを見せ付けるように、抵抗さえ出来ぬ程鮮やかな手並みで、次のことをやってのけた。
「そうだ頭でっかち!ちょっと上がってけよ、人生の先輩が結婚相談に乗ってやるぜ!」
まずは正則が三成の肩を抱き、そのまま強引に清正のアパートの階段を登らせる。抵抗されては面倒なので、反対側からは長政がしっかりホールドしている。もちろん三成は叫び声を上げて抵抗しているが、自分よりも上背のある二人に囲まれて、その抵抗も意味を成さない。
甲斐は甲斐で、ひったくるように幸村の手に握られていた紙袋を掴むと、
「それじゃああたしは、責任持ってこれを冷蔵庫に入れておきますから!ご心配なく!ごゆっくり!」
行くわよアンタたち!と、残っている後輩に高らかに号令した。男以上に男らしい女は、やはり姐さんと呼ばれるより、憧れを込めて兄さんと呼ばれる方が相応しかった。
その場に取り残された二人は、流れるような彼らの連携にぽかんと後ろ姿を見つめるしかなかった。先に立ち直った幸村がくすくすと笑いながら、
「清正さんのお友達は、愉快な方ばかりですね」
と言うものだから、彼らを怒ることも出来ないのだった。
それから、花火の後片付けをしながら、ぽつりぽつりと会話をした。清正がどんな経緯で三成と兄弟のような関係になったのか、どんな大学を出て、どんな会社で建築士の仕事をしているのかを話したように、幸村からも、どのような学校に通っていたのかを始め、一徳庵の三代目なのだということ、家は店の裏にあるということ、一つ上の兄が今度暖簾分けをして店を出すことなどを聞いた。真夏の風は生温く不愉快だったが、幸村と過ごす穏やかな空気がそれを感じさせなかった。花火の燃えかすをごみ袋につめる作業まで手伝ってもらったが、することがなくなった途端手持ち無沙汰になってしまった。基本、清正は場の空気を繋ぐ術を持っていないのだ。
「帰るか?帰るんなら送るぞ」
「そんな、大丈夫ですよ」
「煮物と、金魚の礼だ」
そう言って少々強引に歩き出せば、幸村も観念したのか清正の後に続いたようだった。清正に幸村が並ぶ頃には、既に正則にメールを済ませていた。『幸村を送ってくから、留守番してろよ』との命令口調のメールにも、正則は『らじゃー』と音符すら飛ばしていた。
道すがら、のんびりと会話が繋がった。時々沈黙は降りるものの、その流れすら穏やかだった。幸村の落ち着いた物腰がそうさせるようだ。
「金魚、元気ですか?」
「ああ。後輩たちが色々手配してくれて、今も元気に泳ぎ回ってると思うぞ」
「そうですか。あなたに差し上げてよかった。金魚たちもきっと喜んでいます」
会話をして、分かったことがある。幸村は感情に素直なのだ。言葉にすれたところがなく、言葉の意味がそのままの感情として伝わる。それが、清正には少々照れくさい。
「本当は少しだけ心配だったんです。わたしだと思って、大事に育ててください、だなんて言ってしまったものですから。後々考えてみると、捨てられてしまったかも、なんて思って」
「それは、」
どういう意図があったのだろう。期待はしないようにしているが、勘違いぐらいはしても良いのではないだろうか。
「ですから、大事にしてくださっているようで、嬉しいです」
嬉しい。
と、幸村が言うのだから、それはそのままの意味だろう。何故、嬉しい、と言ったのか。安心しただとか、ほっとしただとか、そちらの方が自然ではないだろうか。どういう意味だろう、どういう意図だろう。どういう想いで、そう言ったのだろう。ぐるぐると疑問が頭を回って、結局絞り出たのは、
「幸村、」
と、彼を呼んだ一言だけだった。だがそれも、すぐに掻き消えてしまった。
「あ、わたしの家はここです。家の前まで送っていただいて、本当にありがとうございます」
そう言って幸村は清正の隣りを離れて、家の門をくぐった。
「それではおやすみなさい。金魚たちにもよろしくお伝えくださいね」
ぺこりと頭を下げて、家の引き戸を開けた。からからと音がする。清正はまだ幸村から視線をそらすことができず、その後ろ姿を見つめている。家の中に身を滑り込ませて、幸村がもう一度こちらを振り返った。玄関の明かりのおかげで、先より鮮明に幸村の表情が見えた。ふわりと微笑みながら、小さく手を振っている。それにちゃんと手を振り返せたのか、清正は覚えていない。ただ、戸がゆっくりと閉まるまで、彼の顔をじっと眺めていたのだった。
清幸に巻き込まれ型な三成。
清正宅に上がり込んだ後のその他大勢の会話。
「兄さん、何か呑みますー?」
「あたし、ビール以外は飲まないわよー」
「うへぇ、贅沢っスねぇ。はい発泡酒」
「おい正則、この大馬鹿者!どういうつもりだ!俺はさっさと帰るぞ、幸村を送っていかねばならん」
「だいじょーぶだって。あのイケメンはちゃんと清正が送ってっから、きっと。ほれビンゴ、このメールが目に入らぬかー」
「もう酔ってるのか。なら離せ、俺は帰る」
「えー、なら俺ら送ってってくれよ。酒飲んでるし」
「俺は飲まん」
「知ってる。だから運転手」
「断る。百歩譲って運転手だとしてもだ、お前らを乗せるのは嫌だ、幸村がいい」
「お前好みの小奇麗な顔してたもんなー。この面食い」
「うるさい黙れ。酔っ払いが近寄るな」
「流石幸村さん!この煮物激うま!あー砂糖と醤油の絶妙なコラボ!幸村さんの手にかかれば、芋の煮っ転がしがここまでうまくなるのねぇ、羨ましい」
「うわっホントうま!ヤバイぐらいにうまい!これはあれっスね、ええっと、何の宝石箱でしたっけ?」
<みんなに酒が入って場がカオスになってきました>
「にしても遅い。幸村の教育に悪い、ちょっと見てくる」
「野暮なこと言うなよー。清正に任せといてやれって」
「そうですよー。可愛い弟さんの青春を邪魔しちゃいけませんて」
「おい、それはどういう意味だ。あいつらが一体なんなのだ」
((でかいため息))
「顔はいいのに、」
「「だからお前(お兄さん)は結婚できないんだよ(のよ)」」
……楽しくなって長くなりました。後輩クンは浅野幸長辺りのイメージ。
あと、蛇足でもういっちょ。
11/09/25