汚れなき悪意 |
兼続と幸村 |
『ああ君と出逢い その背を見送り また逢えると信じるのは愚かなのだろうか』 |
月光夜 |
信之と幸村 |
『少しだけ今だけ 生きるのを止めよう』 |
春蚕 |
武蔵と幸村 |
『ひと春を生き抜いて ひと冬に凍り死す そしてまた生れ落ち 白濁の嘔吐から』 |
手の鳴るほうへ |
三成×幸村 |
『遠く 遠く ぼくらは行くよ 近く 近く 呼び合いながら』 |
風化風葬 |
政宗×幸村 |
『でも大丈夫 あなたはもう わたしを忘れるから ・・・忘れたかな?』 |
しなやかな腕の祈り |
左近と幸村 |
『おやすみなさい このしなやかな腕に 体を横たえ 泣きなさい』 |
意識 |
武蔵と幸村 |
『答へなら残忍だ 騙し合つてゐる こんな風に君は愛する 多分』 |
同じ夜 |
孫市と幸村 |
『同じ 空は明日を始めてしまう 例えあたしが息を止めても』 |
闇に降る雨 |
三成と幸村 |
『貴方に降り注ぐものが譬え 雨だろうが運命だろうが 許すことなど出来る訳ない』 |
森に咲く赤 |
左近×幸村 |
『ざらついた愛で傷ついていたいのさ』 |
傘もささずに |
元親と幸村 |
『涙を覆う雨より、救いの歌より、僕の夢なんかより、そう、大切な言葉…』 |
恋じかけのワルツ |
政宗×幸村 |
『あなたじかけでも まだすべて明かさないで』 |
うやむや |
慶次×幸村 |
『うやむや むやむやむや もやもやとめて 好き も 嫌い も どちらもない』 |
かざぐるま |
豊臣秀頼と幸村 |
『君が沈むまで 僕と沈むまで 幸せな夢の中で きれいに泳げたの』 |
指切り |
上杉景勝×幸村 |
『果たせずに終わらせた恋でした 好きでした 指切りでした』 |